メダカの種類と数、飼育道具をそろえる予算が十分無くても初心者でも少々の知識があれば容易に飼うことができます。
メダカ成魚は高価で種類と数を手に入れるのにかなりの予算が必要です。
今回は予算が十分なく見習いブリーダーとして種類と数をそろえて出発できる参考知識を解説します。
メダカ初心者・見習いブリーダーの心得
メダカは狭い場所、部屋の中、ベランダ、家の軒下、庭などでも、大がかりな設備が無くても容易に飼育できます。
どの種類のメダカを何匹、飼うかを決めたら自分の予算の範囲内で購入先を決めることができます。
十分な予算が有れば高価な成魚をホームセンター・メダカ屋さん・展示会・ネットショップなどで気に入り成魚をたくさん揃えて繁殖させ、増やすことができます。
また、予算が十分無い場合でも色々な種類のメダカを数をそろえることができます。
将来、メダカブリーダーを目指したいと夢見ている見習いブリーダー向けに低予算で色々な種類と数を増やす方法を解説します。
メダカの種類と数の揃える方法
日本全国のメダカブリーダーさんの高価な稚魚、成魚を手に入れた場合、郵送に時間がかかり生体にダメージを与え死に至ることがあります。
輸送に特別な配慮が必要で予算もかかります。
初心者・見習いブリーダーが目指す種類、数を手頃の価格で手に入れる方法は、自分の気にいったメダカと受精卵をヤフオク、他のネットショップで手にいれることです。
そして孵化させ育て増やすことで種類と数を手にいれることができます。
メダカの取り扱いに慣れてきましたら、成魚購入は数を増やし繁殖スピードをあげることができます。
メダカの色々な種類・数を安価で増やすには、受精卵孵化をお勧めします。
メダカの受精卵孵化
ヤフーオークションでメダカブリーダーからお好みの高価なメダカ受精卵をお安く落札し手にいれます。
メダカブリーダーから届いたメチレンブルー液の中の受精卵を小容器タッパーに液と一緒に移し受精卵を確認します。
受精卵同士がくっつき合っていたら離して糸粘液が絡まっていたらほぐしてください。
カルキ抜きした水道水にメチレンブルー液をたらし薄くなる程度の溶液を別容器につくります。
その溶液入りの蓋つきタッパー容器に受精卵を移します。
時々受精卵がくっつき合っていたら離してください。
10日前後で孵化します。孵化は温度に影響されます。適温を保ちましょう。
針子・稚魚
孵化は全部が一斉に孵化することはなく、各受精卵で孵化日が違いますので、根気よく見守って確認してください。
日に日に針子が増えてきます。
針子の体力が落ち着くまで水深3㎝前後のタッパー容器内で3~4日はそのままの状態でそっとしておいてください。
孵化3,4日の針子は卵嚢に蓄えられている栄養分を摂取します。
その後は独自で餌を食べて成長しなければなりません。
針子は口が小さいのでベビー用のパウダー粉末餌、稚魚粉末餌、ゾウリムシ、タマミジンコの子供の生き餌をお勧めします。
針子はパウダー粉末餌に絡んでの事故も起こりますで注意確認を要します。
生き餌のゾウリムシ、タマミジンコの子供などを与えながら栄養のバランスが十分で無い場合にはベビー粉末餌を与えます。
飼育道具
小・中プラスチック容器タッパー(100円ショップ)、カルキ抜き剤(100円ショップ)、メチレンブルー液、ピペット、小・中ピンセット、PH計、水中温度計(100円ショップ)、水中ヒーターなど飼育過程で必要な資材・道具は揃えましょう。
水槽、容器
受精卵の孵化・針子・稚魚までの屋内飼育に必要な容器は、100円ショップ容器タッパーで十分です。
メダカ飼育に自身がついてきましたら、メダカの成長に伴い屋外飼育、陶器製容器など色々な容器飼いし自分の納得する飼育方法を確立しましょう。
メダカの鑑賞用水槽は透明水槽をお勧めします。速い水流を嫌がりますので注意を要します。
メダカの針子、稚魚は特にエアレーションポンプなどは使わなくても大丈夫です。
飼育水の準備
飼育水はメダカの命を左右しますので、水道水の場合にはカルキ抜きを忘れず注意しましょう。
水質の最適PH6.5~7.5の中性の範囲を維持、最適水温も15~28度の範囲を目安に、寒さ、暑さの環境変化に注意して健康維持の水質管理をしましょう。
針子・稚魚の餌
メダカの受精卵は簡単に孵化します。針子が稚魚になるまでが難しく餌や生育環境に注意しなければなりません。
メダカ針子の餌えらびは各々個性があり、この方法が一番完璧だと決めることが難しいです。
自流の給餌工程では孵化5,6日後の針子にはゾウリムシを与えています。
10日前後にはミジンコの子供も同じ容器に入れ共同生活環境で育てています。
元気のない針子がいる場合には、ベビーパウダー粉末餌を与え様子をみます。
粉末餌はコメットの赤ちゃんエサ、キョーリンのメダカの舞のベビー粉末餌を利用しています。
生き餌ゾウリムシ・タマミジンコの調達、繁殖
ゾウリムシ・タマミジンコはヤフーオークションで購入し繁殖し増やし与えています。
ゾウリムシの繁殖はカルキ抜きした水道水350mlを550mlの透明ペットボトルに入れ、種水ゾウリムシを30mlを加えます。
それにエビオス錠かワカモトを1個入れ振って混ぜ5,6日置いておきます。
ゾウリムシは肉眼では確認できないですが、携帯電話カメラで繁殖したゾウリムシが確認できます。
同じ方法でタマミジンコ、大ミジンコも培養し増やせます。
カルキ抜きした水道水をペットボトルか透明の瓶に入れてエビオス錠かワカモト1個加えます。
そのペットボトルか瓶にミジンコをピペットで入れます。
振らないで増殖の様子をみて増えたらピペットで吸って与えます。
全部与えないで与えた分カルキ抜き水道水を加えまた増殖させます。
与える回転数に必要なペットボトル本数を作ります。間に合わない場合は粉末餌と与えるサイクルを考えます。
ミジンコは中・大プラスチック容器タッパーか透明の瓶でも飼育し増やせます。
四角大プラスチック製容器飼育のミジンコを与える場合には光に集まりますから100均のミニライトなどを使い集めピペットで吸い与えます。
生き餌は針子・稚魚の健康を維持し生存率にも効果があり、増やすのに難しくなく設備の予算もかからず経済的です。お勧めの生き餌です。屋内飼育で少しでも参考になれば嬉しいです。
メダカ生存率を上げるノウハウ習得術のまとめ
1.メダカの種類と数を低予算で揃える方法、
2.針子・稚魚の生存率を上げる方法
3.生き餌ゾウリムシ、ミジンコの調達方法と繁殖方法
について、まとめてみました。
最後まで読んでいただき有り難うございました。