今回の発砲ウキ製作技術は今までの自作ウキ製作技術の欠点を改良した点でウキ製作に関わる方々に新たな夢の実現をもたらします。
釣り師たちの夢を簡単にそして多種な型・数多くのウキを時間、労力、多額な経費をかけず瞬時に作りあげる技術です。
時間と知恵を積み重ね作り挙げた発砲ウキ製作技術です。
ウキの形を瞬時につくりあげる精巧で頑丈な発砲ウキ製作技術です。
また色々な小物製作にもご利用いただけるテックニックです。
その技術テクニックをご利用いただき、自分のウキ・人形・小物などの製作実現を楽しんでください。
ウキ製作に一度は挑戦しハードルの高さを感じてあきらめた貴方も自分の納得のウキが作れます。
再度挑戦・勇気を出し挑戦・・・さあ挑戦だ
製作するウキのデザインを考える。
デザインの形が出来たら、現物を作る。
作るのが難しい場合には、似た物現物を手にいれます。
それを基に石膏で型取る準備をします。
製作ウキのデザイン準備ができたらウキの型どりです。
ウキデザイン後、形を取るための原形ウキを準備します。
石膏型枠を作るための板の蓋なし木小箱を製作します。
蓋なし木小箱はウキサイズ・形の型を何型作るかでサイズを決めます。
高さはウキのサイズプラス4センチ、横サイズは何型つくるかで幅余裕プラスしてつくります。
作った小木箱に水に溶かした石膏を厚さ2㎝ほど流し固めます。
しばらく固まるまで待ちます。
石膏を流す前に隅4か所に下からネジ締めするための穴を作るため
硬めのストローかパイプを立ててつくります。
ストローを立てる場所は四隅の木枠の床板に釘を打ちその釘にたてます。
ストローのサイズはネジの径プラスで決めます。
底板の石膏が固まったら、固まった石膏の中心に洗剤を薄めて液で塗った
原形ウキを寝かせて置きます。
原形ウキの上・下の穴にはつまようじをさし1㎝残して切ります。
ウキ・つまようじの横半分まで水で溶いた石膏を流します。
石膏が固まりましたら立てた4隅のストローかパイプをギリギリで切ります。
下のストローの穴に串を立て切ったストローを立てます。
固まった石膏表面・ウキに薄めた洗剤を塗ります。
そして最後に水で溶いた石膏を再度流します。
ウキの上表面から2㎝の高さまでながします。
固まるのを一日待って、翌日、木枠の小箱を解体します。
石膏でできた小箱が出てきます。
飛び出している4隅のストローを利用して引っ張り分離してください。
石膏小箱の真ん中から分かれます。
埋まっているウキが現れます。上の飛び出している4隅のストローをきります。
最後に型枠を破壊しないように注意してウキを取り出したらウキの原型の完成です。
石膏型枠にウレタン発砲剤の流し込む前準備
流し込む前に石膏型枠の上下を締め付ける
4隅のネジ・ボルト・ナットを4セット揃えます。
ウキ石膏型枠の中を検査して穴があれば木くずボンドなどで埋めて補修します。
最後に滑らかになるように薄いニスで石膏型枠の内側を処理します。
ウキの中の部材の前準備
ウキの中の塩ビパイプ部材の先にSICリングをさして固定し上下に爪楊枝をさして上下とも2㎝残して切ります。
塩ビパイプの長さはSICリングからウキ下の長さになるように調整して切ります。
最初は錘なしのウキをつくります。
上記のSICリングつき塩ビパイプを石膏型枠にセットします。
発砲が直ぐに始まりますから液を入れる前に締め付けネジを型枠にセットアップ
しておきます。
特に問題がない場合、ウレタン液を二液混合し型枠に入れます。
2液混合ウレタン発砲剤はペンキ卸商、車ペンキ卸商、ネットショップなどで販売しております。
商品説明書を読み混合量は決めてください。
混合液を入れたらすぐ発砲しますから、蓋をプライヤかペンチできつく閉めます。
発砲が終わりしばらく置いてからウキを取り出します。
出来上がった錘なしのウキで錘の情報を集めます。
自分のデザインしたウキにハリス糸を通します。
何グラムの重さで沈むのかデータを作成します。
その沈むデータの重さで埋め込む重さの理論値を計算します。
ウキの上表面を少しだしガン玉B,2B、3B・・・限界浮力になる重さを調整しデータを収集する。
自分の各サイズのウキに埋め込む重さを出します。
次回の型枠にウレタン発砲剤を流し込むとき塩ビパイプの下に計算重量の重さをはめ込みます。
オモリ埋め込みウキの原型が仕上がります。
埋め込みオモリ型の製作方法
下の塩ビパイプに差し込む穴あき鉛オモリのデザインを作成します。
その原型(上記で作った錘なしウキの下部利用)が出来ましたら100円ショップのプラ容器に石膏を流し込み半固形のとき作成した原形で押し付けて型どりします。
数か所作ります。
釣り具鉛を自分が作りたい浮力を理論計算したオモリを計り、それを溶かして石膏型に流します。
固まったら石膏型から外して塩ビパイプに差し込んでセットします。
オモリ入りフカセウキの完成です。
出来上がったウキを水に浮かべて理論計算した内部錘が正しいかガン玉をつけテストし修正します。
完成フカセウキの塗装
仕上がりウキを細かい紙ペパーで磨きます。
シラー液につけ直ぐに引き上げ乾燥します。上げて塗装するか。
もう一回細かい紙ペパーで磨きシラー液につけ最終仕上げにするか。
製作者の手触り感で決めます。
仕上がった完成ウキのボディー塗装は各々の個性で仕上げます。
トップ面は蛍光塗料で仕上げ下部ボディーはお好みのカラーで塗装します。
色・ニスは色々あります。それに詳しいペンキ屋さんに色々教わりながら
最終塗装の仕上げウキを完成させます。
ニスは体育館の床よう硬い仕上げ用ニスを使用しました。
まとめ
・発砲ウキ製作技術
・石膏型どり技術の説明
・石膏型枠ウレタン発砲剤の製品製作方法
・完成ウキの重さ理論値計算方法の解説
・シラー液使用の補修方法の解説
ウレタン発砲剤利用・石膏型枠利用・シラー液使用・・家庭内小物製作範囲が格段と
広がりを持つでしょう。