翁氏国頭親方盛順 大米須親方の御子米須里主と辺士名ヌルとの子

琉球按司系図

祖父は大米須親方,尚徳王三司官 第二尚家尚円王の実兄です。

大米須親方に三人の兄弟がいました。
二男が上間親方(後永山と言う家に在り)
三男尚円王
四男尚宣威である

大米須親方の父、王考尚穆
大米須親方の母、瑞雲世
父祖、父母、母は伊平屋島諸見村安佐慶(神アシャゲ)の女子である。

大米須親方は息子の米須里主と一緒に本部渡久地に来ました。

米須里主は辺士名ヌルと翁氏国頭親方盛順も授かりました

辺士名ヌルの墓は辺士名に在り

 

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翁壽牂國頭親方盛順の氏集の説明

氏集 首里・那覇 目次

番① 頁② 氏③ 名乗頭字④ 戸数⑤   備考➅

九  35  翁   盛     54  翁壽牂國頭親方盛順 外門中

氏集詳細説明

は家譜の分類番号

その氏一門の掲載ページを示す

各々の氏名を示す

氏の名乗頭字

翁壽牂國頭親方盛順

國頭親方盛順の氏名に冠した翁壽牂が「唐名」

國頭親方盛順の「盛順」が名乗です。

盛」が名乗頭字④で翁氏一門③は皆、名乗頭字として「盛」を用いる。

⑤氏一門の家譜を有する戸数
その氏の家譜数を示す。
大宗(本家)、小宗・支流(分家)の家譜があることを示す。

➅の備考欄

例えば)1066・元祖翁壽牂國頭親方盛順二世翁寄松城間親方盛久支流六子翁栄昌呉屋親雲上盛周 翁氏玉城親方
1066①・元祖翁壽牂國頭親方盛順(イ)二世翁寄松城間親方盛久支流六子(ロ)翁栄昌呉屋親雲上盛周②(ハ)翁氏玉城親方③

①は一連番号を示す
元祖が(イ)翁壽牂國頭親方盛順
(ロ)その二世(元祖から二代目)城間親方盛久の支流(六男)である
(ハ)翁栄昌(唐名)呉屋親雲上盛周を系祖とする家譜とのこと。

③1066項の家譜は、「氏集」作成当時の所持者のこと。
 1066項の家譜は翁氏玉城親方の所持となっていることを示している。

下記記載の翁氏国頭親方盛順の氏集を参照し系図作成

大祖・元祖を①、二世を②、三世③・・54の一族がいます。
白の紙に一番上の元祖を書き、その下に二世を横に並べて書く、

三世は二世の子供からしか生まれませんから
二世のどの親から生まれたかその下に書く

四世、五世・・・と同じ要領で書き続けていくと、一族の系図ができます。

各名前が違うのは、王府からの仕事場の土地名です。

王府から翁氏玉城親方であれば玉城の土地で仕事して
親方の肩書をもらい王府の系図座に登録していると言うことです。

どの玉城の地域かは、色々調べていくと解るようになります。

名乗頭字が判明しない場合は、家名索引から自分の色々な条件を照らし合わせて判定していきます。

参考資料

翁氏永山殿内 - Wikipedia


氏集の翁氏国頭親方盛順の子孫

九番 那覇市氏集 元祖翁氏国頭親方盛順(A)

1065・大宗翁壽牂國頭親方盛順
翁氏永 山
1066・(A)二世翁寄松城間親方盛久支流六子翁栄昌呉屋親雲上盛周  翁氏玉城親方
1067・(A)三代呉屋親雲上盛周三子翁自道伊舎堂親方盛冨 
翁氏伊舎堂親雲上
1068・(A)四世伊舎堂親方盛冨支流三子翁昌材安谷屋親方盛孟 
翁氏安谷屋親方
1069・(A)四世伊舎堂親方盛冨支流二子翁國揖牧志親雲上盛精 
翁氏伊良皆親雲上
1070・(A)四世佐久間親方忠義支流三子翁鎮忠宮城親方忠眞 
 翁氏仲井間親雲上
1071・(A)五世宮城親方忠眞支流二子翁亮揆瀬底親雲上忠洪 
翁氏豊見本親雲上
1072・(A)四世佐久間親方忠義支流二子翁敬廉眞榮城親雲上忠恒廉 
翁氏佐久本親雲上
1073・(A)長子城間親方盛久支流四子永昌照屋親雲上盛忠 翁氏徳 嶺
1074・(A)五世諱元鳳宜壽次親雲上盛文支流六子諱士璜宜壽次里之子親雲上盛季 翁氏安村親雲上
1075・(A)五世佐久真親方忠佐支流二子翁宗光佐渡山親方忠平 
翁氏上運天親雲上
1076・(A)六世長嶺親雲上盛方支流二子翁延材與世里親雲上忠董 
翁氏與世里親雲上
1077・(A)六世東恩納里之子親雲上盛秀支流二子翁得恭東恩納里之子親雲上盛幸  翁氏玉那覇親雲上
1078・(A)六世東恩納里之子親雲上盛房支流四子翁以安東恩納里之子親雲上盛昌  
翁氏東恩納里之子親雲上
1079・(A)五世稻嶺親方盛淳支流五子翁文徳稻嶺里之子親雲上盛任
翁氏稻嶺里之子親雲上
1080・(A)五世稻嶺里之子親雲上盛美支流二子翁洪範稻嶺里之子親雲上盛壽 翁氏稻嶺里之子親雲上
1081・(A)六世渡久山親方忠平支流二子翁彦博屋宜親雲上盛方
翁氏屋宜里之子親雲
1082・(A)五世瀬高親雲上盛信支流二子翁宗良城間里之子親雲上盛善
翁氏城間里之子親雲上
1083・(A)五世東恩納筑登之親雲上盛惟支流五子翁鶴舞東恩納里之子親雲上盛房 
翁氏東恩納里之子親雲上
1084・(A)五世佐久眞親方忠祏支流三子宗櫂伊佐川親雲上盛征
翁氏伊佐川里之子親雲上
1085・(A)六世渡久山親方忠平支流四子翁彦俊伊集親雲上盛俊
翁氏伊集里之子親雲上
1086・(A)六世我如古親雲上盛致支流二子文善翼我如古里之子親雲上盛  翁氏我如古里之子親雲上
1087・(A)四世城間親方盛房支流二子鷹祚嶋袋親方盛福 
翁氏嶋袋里之子親雲上
1088・(A)五世東恩納親雲上盛惟支流四子翁鶴形東恩納里之子親雲上盛嘉 翁氏東恩納里之子親雲上
1089・(A)四世稻嶺親方盛力支流三子翁元麟稻嶺里之子親雲上盛興 
翁氏安森里之子親雲上
1090・(A)六世渡久山親方忠平支流三子翁彦傑徳平里之子親雲上盛壽 
翁氏惣慶里之子親雲上
1091・(A)四世稻嶺親方盛方支流二子諱元鷹宜壽次親雲上盛文  
翁氏志喜屋里之子親雲上
1092・(A)五世稻嶺親方盛淳支流二子翁文謙稻嶺里之子親雲上盛平 
翁氏稻嶺里之子子親雲上
1093・(A)六世長嶺親雲上盛方支流五子翁延枢長嶺里之子親雲上盛式
翁氏長嶺筑里之子親雲上
1094・(A)六世我如古親雲上盛致支流二子文振我如古里之子親雲上盛林 
翁氏我如古里之子親雲上
1095・(A)五世稻嶺親方盛淳支流六子翁文靖稻嶺里之子親雲上盛運 
翁氏稻嶺里之子親雲上
1096・(A)五世稻嶺親方盛淳支流四子翁文會稻嶺里之子親雲上盛昌
翁氏稻嶺里之子親雲上
1097・(A)六世稻嶺里之子親雲上盛壽
支流四子翁延鼎稻嶺里之子親雲上盛 翁氏稻嶺里之子親雲上
1098・(A)五世稻嶺親方盛淳支流三子翁文行稻嶺里之子親雲上盛章 
翁氏稻嶺里之子親雲上
1099・(A)六世稻嶺里之子親雲上盛壽支流二子翁延惠稻嶺里之子親雲上盛苗 翁氏稻嶺里之子親雲上
1100・(A)四世稻嶺親方盛方支流五子翁元鸞稻嶺里之子親雲上盛美 
翁氏稻嶺里之子親雲上
1101・(A)盛順長子城間親方盛久支流五子翁世恩大里親雲上盛政  
翁氏慶佐次里之子親雲上
1102・(A)三世具志川親方盛繼支流二子翁壽彭城間親方盛房   
翁氏當銘里之子親雲上
1103・(A)六世東恩納里之子親雲上盛嘉支流二子得儉東恩納里之子親雲上盛上盛壽 翁氏仲本里之子親雲上
1104・(A)八世東恩納里之子親雲上盛興支流二子翁善述東恩納里之子親雲上盛顯 翁氏東恩納里之子親雲上
1105・(A)二世城間親方盛久支流長子翁盛成醇城間鎖親雲上盛增 
 翁氏東恩納里之子親雲上
1106・(A)七世佐久眞親方盛胤支流三子宗楹佐久間里之子親雲上忠康 
翁氏佐久間里之子親雲上
1107・(A)四世稻嶺親方盛方支流四子翁元龜稻嶺里之子親雲上盛居意
翁氏稻嶺里之子親雲上
1108・(A)七世屋冝親雲上盛方支流三子翁朝撰屋冝里之子盛珉 
翁氏屋冝里之子親雲上
1109・(A)五世瀬高親雲上盛信支流三子翁□全城間里之子親雲上盛相
翁氏城間里之子親雲上
1110・(A)四世城間親方盛長支流長子翁平治平良親雲上盛成  
翁氏伊集里之子親雲上 
1111・(A)七世萩堂子盛淳支流二子翁寛徳萩堂筑登之盛征 
翁氏萩堂筑登之親雲上
1112・(A)三世城間親雲上盛增支流三子翁克行糸數親雲上盛理  
翁氏神山筑登之親雲上
1113・(A)四世垣花親雲上盛淸支流二子翁國裕萩堂親雲上盛紹   
翁氏萩堂筑登之親雲上 
1114・(A)五世東恩納親雲上盛惟支流七子翁鶴謄東恩納筑登之親雲上盛寄 翁氏東恩納筑登之親雲上 
1115・(A)三代城間鎖親雲上盛增支流長子翁壽久米中城親雲上盛經 
翁氏冝保筑登之親雲上 
1116・(A)七世稻嶺里之子親雲上盛繁支流二子翁宏道  翁氏稻嶺里之子
1117・(A)五世宮城親方忠眞支流四子翁亮輔冨原里之子親雲上忠秀 
翁氏冨原里之子
1118・(A)四世稻嶺親方盛方支流六子翁元鵬照屋親雲上盛善 翁氏照屋子

 

参考文献
「氏集」首里・那覇
 編集・発行那覇市企画部文化振興課

まとめ

琉球王府の系図座の家譜の総目録
筆写本を収録した「氏集」の見方を習得

「氏名」「名乗頭字」
自分・父・祖父・叔父・親族などの名前から

共通(同じ)名乗頭字を基に先祖・ルーツの痕跡をたどり
自分の先祖を探しだし系図を作成することができます。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

仲地弘和
家系
氏集首里・那覇
八番31頁 白氏 名乗頭字・信
大宗白楊基 金城親雲上信懐
家紋:武田菱、四つ割菱
勝連濱川按司御子二男勝連「屋慶名主(楊布主)」

前原高校を経て
琉球大学農学部卒業

調査に月日を重ね続けるなか
うるま市郷土地元と琉球の歴史に興味が湧き
資料を集め30年が過ぎる。

その資料を再考察し自分が感じた事
先祖の歴史を基礎に、
琉球の先人達
郷土史家伝説の資料から導き出した
自分独自の琉球歴史観を記しています。

少しでも琉球郷土史に興味を抱いている方々の
参考にしていただけたらと思い書いています。

学問的に歴史研究家
先生方に師事し学んで無いので
多々間違いも多くあるものと思います。
参考程度で読んでもらえたら幸いです。

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